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業界構造と収益性
- 2014/12/10(Wed) -
「小僧寿し」という老舗の寿司販売チェーンが迷走しているとの報道があります。

正社員の3分の1にあたる人数の希望退職募集

社長の不明朗なお金の流れ

寿し店でのピザやどんぶりの販売

大幅な赤字

経営改善方策の公募(これは一概に悪いことばかりではないでしょうが、、、)

そして、

今月になって、新たにラーメン店の展開が発表されました。

私が感じたのは、事業で競争に勝つ以前に、事業そのものの見極めができていないのではないか、ということです。

もちろん、「規模の経済性」や「範囲の経済性」を追求してシナジーが期待できる関連ビジネスを展開することは悪いことではありません。

ただ、どんな事業に取り組むのかは慎重に検討しなければなりません。当り前と言えば当り前です。

当然「比較的少ない資源投入と少ない努力で成果が出る事業」を、となります。

そんなときに良く使われる業界環境分析の世界標準が5フォース分析です。

その業界が儲かりやすいかどうかは5つの力関係に依存する、そんな理論で、かの有名なマイケル・ポーターが提唱した枠組みです。

1.業界内競争
2.新規参入の脅威
3.代替品の脅威
4.仕入先の交渉力の強さ(力関係)
5.販売先の交渉力の強さ(力関係)

こられ全てにおいて厳しい場合は、なかなかがんばっても儲からない事業、
逆に、いずれにおいても恵まれている場合は、比較的容易に利益を得ることができると判断されるわけです。

寿司販売店でピザを売るという迷走はともかく、
それ以前に、

寿司販売業やラーメン店の業界構造をちゃんと分析しておられるのか、という部分に疑問を感じます。

寿司販売については、

随分以前から、スーパーやデパ地下で質の高いものが販売されるようになっています。つまり、新規参入が活発というわけです。

あるいは、回転寿司店の質の向上と低価格化は著しく、もちろん持ち帰りもできます。つまり、代替品の脅威は益々大きくなっているということです。

仕入先については、活きの良い魚を奪い合うような環境ですから、当然仕入先の交渉力は高まっています。

消費者はたくさんの寿司販売店や寿司店をそのときどきのシーンに合わせて自由に選択できます。

つまり、ほぼいずれの力関係においても極めて厳しいものがあるということがわかります。

ラーメン店も似たり寄ったりと想像できます。

こんな分析は、少なくとも年に一回程度は行い、事業そのものの評価をして、事業構造の変革を含めた検討をするべきなのだと考えています。

わかっていてもついつい「ゆでガエル現象」のように「過去の成功体験のイメージが強く、まだまだ大丈夫」となってしまいがちです。

他山の石する必要がありそうです。

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