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USJのハリーポッター投資効果予想
- 2014/08/19(Tue) -
近頃よくマスメディアで取り上げられるUSJのウィザディング・ワールド・オブ・ハリーポッターですが、もう行った方もいらっしゃるのでしょうか?

うちは、ほとぼりが冷めてから行ってみようかと思っています。

それはそうと、この投資にはおよそ450億円が投じられたとの報道がありました。

450億円の投資を回収するためにどれぐらの増収が求められるのか?

試算してみました。

まず、前提条件として、

・USJは一時は東証マザーズに上場していましたが、その後MBOによって上場廃止になっています。

・従って詳細な財務情報が手に入りません。

・資本コストを仮に5%に設定します
 (通常は有利子負債コストと株主資本コストの加重平均をつかいますが、これは実質的にはコストというよりも、目標投資利回りという意味を持ちます)

・この投資の耐用年数を10年と仮定します

・3年に一回の割合で追加で50億円の投資が必要と仮定します(従って3年目、6年目の2回、単純合計100億円の追加投資)

・来場者1人1回当たり限界利益を以下のように仮定
 年間フリーパス大人子ども平均15,000円÷年3回来場=5,000円/回
 飲食・商品購入 3,000円×限界利益率50%=1,500円
 合計:6,500円

・本来は投資しなかった場合のキャッシュフロー悪化との比較で投資効果を分析するべきですが、予想が難しいので現状との比較における業績浮揚効果のみを対象とします。

さて、試算です。(単位は百万円単位です)

まず、追加投資の現在価値を求めます。

5,000÷1.05の3乗+5,000÷1.05の6乗=8,050
初期投資額45,000と合算して、

投資の現在価値合計は53,050となります。

一方、割引率5%で投資期間10年の年金現価係数は7.7216ですので、

年間必要CF増加額×7.7216=53,050の方程式を解くと、

年間必要CF増加額=6,870百万円
となります。

この投資によって増加する減価償却費を仮に年平均5,000百万円とすると

年間必要純利益増加額=1,870百万円

実効税率30%(今後減税があることを見越して)とすると、

年間必要税前利益増加額=1,870百万円÷70%=2,671百万円
となります。

減価償却費が5,000百万円ですから、

年間必要限界利益増加額は7,671百万円

この金額を来場者1人1回当たり限界利益額6,500円で割ると

約118万人の延べ来場者数の増加が必要となります。

これは、2013年来場者数1050万人の約11%です。

前提条件が変わると結果はかなり変化しますし、この試算では、電力費の増加額や人件費の増加額を織り込んでいませんので更なる来場者数増加が必要かもしれません。

ハリーポッター効果で当初は2~3割来場者数が伸びると予想されていますが、これが継続的に維持できればクリア、という感じですが簡単では無い気がします。

不確定要素が多いのであくまで予想に基づく前提がベースですので、結論の正確性は十分ではありません。が、計算のプロセスは学んでいただけるのではないかと思います。

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