スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
WACC(加重平均資本コスト)ってネーミングが不適切?
- 2013/07/03(Wed) -
読者の皆さんは加重平均資本コスト(WACC)という概念をご存知でしょうか?

企業などが行う投資の経済性計算などを行う際、将来のキャッシュフローを現在価値に割り引くために使われる数字です。

などと言うと非常にわかりにくいですよね。

表現を変えると、その投資(機械を購入するなど)によって最低限確保したい投資利回りということです。

機械などを買うのは、それによってコストを引き下げるとか、売上を増やすとか、経済的なメリットを獲得するのが目的です。(メリットを計算しにくい福利厚生施設などもありますが)

では、その投資によって獲得するべき経済的なメリットはどれぐらいあればよいのかということが問題となります。

その計算根拠は、資金の調達コストに求められます。

例えば、物を買って転売する場合、最低でも買った時の値段を下回らない価格で販売しなければならないことと基本的には同じ理屈です。

企業は資金を外部から調達しています。

その資金には調達コストがかかります。そのコストぐらいは最低でも上回ろうということなのです。

借入に対しては利息が、株主さんからお預かりしているお金には配当金などのコストがかかります。

この利息と株主さんへ還元しなければならない還元率(実際に還元している率ではなく)との加重平均をとることになります。

このため、この数字のことを加重平均資本コスト(Weighted Average Capital Cost)という訳ですが、このネーミングが度々誤解を生みます。

株主さんへの還元率は上場企業の場合はある方法である程度合理的に計算することができます。しかし、未上場企業の場合は、必ずしも合理的に算定する方法が確立されていません。

そこで、未上場企業の場合はどうするのか、というご質問を度々いただきます。

大事なことは、

「資本コスト」という側面から物事を考えるのではなく、

その裏返しである「必要最低投資利益率」という側面から物事を考えれば答えを見出すことができます。

借入に対する必要最低投資利益率は、税引き後の加重平均借入利率です。

株主資本に対する必要最低投資利益率は、会社として必要とするキャッシュフローから算出することができます。

必要とするキャッシュフローとは、

・基盤を安定させるために必要な「安定資金」
・所要運転資金
・必要設備投資額
・必要返済額
・追加借入額
・減価償却費
を中心に、合理的に算定することができます。

WACCの以上のような本来的な意義から、個人的には「資本コスト」という呼び方が誤解を呼んでいるように思います。
これは、コストというより、資金提供者が求める投資利益率と理解するべきです。

Weighted Average Captal Cost(WACC)
ではなく、
Weighted Average Return Required (WARR)(=こんな言葉はありません。あくまで私櫻井の造語です)
などと呼んだ方が意義が伝わりやすいと思ったりしています。

ちなみにこの略称は「わぁー」と読みます。(^_-)

企業業績を向上させる圧倒的な仕組み、
セミナー「御社の業績評価が上手くいかない本当のワケ」
好評のうちに開催中です

超少人数・短時間の社会人のゼミ
いろんなテーマで効率的な学びを体験していただいています
櫻みち経営塾の「経営ゼミ」

Google検索「管理会計、セミナー」更に「管理会計、研修」ナンバーワン
管理会計のハーブ・ビジネスアシスト
この記事のURL | 管理会計・マネジメント | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<内部留保はキャッシュではない! | メイン | 出る杭を歓迎できるか?>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://herbist.blog115.fc2.com/tb.php/924-caaf8ecc
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。