スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
何故日本の技術者は引き抜かれるのか?
- 2010/05/26(Wed) -
 昨日の続きです。

 何故、飯島教授のような頭脳がサムスンに引き抜かれてしまうのか?

 3つの仮説が成り立ちそうです。

1.日本企業が優秀な技術者にそれに見合った処遇を提供していない

 悪しき平等主義が未だに日本企業にあるということでしょうか?

 もしそうだとすれば、80年代においてうまく機能した日本的経営の根本にある原理を取り違えているのでしょうね。

 大事なことは、あの時にうまくいった制度ではありません。その制度の根本にある原理(=人本主義)です。このように主張なさるのが一橋大学の伊丹教授です。

 教授のおっしゃる人本主義=「ヒトのネットワークを安定的につくり、機能させる」、その原理の中では「金銭の傾斜配分」について否定されてはいません。

 根本原理さえ尊重すれば、具体的な制度は時代に合わせて変えれば良いのです。

 組織的な競争力再構築が求められる今こそ人本主義的な「ヒトのネットワーク構築」に注力し、時代に合わせた柔軟な経営施策を講じるべきだと思うのですが。

2.日本企業に留まるよりもやりがいのある仕事をサムスンが提供しようとしている

 サムスンは、きっと金銭的なインセンティブもさることながら、それ以上に技術者を高く評価し、やりがいのある場を提供しようとしていると推測されます。 

 どうもサムスンは好循環、日本企業は悪循環に入ってしまっている側面がありそうに思えてきました。

   世界中から優秀な技術者が集まってくる
           ↓
   最先端技術情報に触れられる場が形成
      ↓          ↓
 知的好奇心が刺激される 先端的な仕事ができる
      ↓          ↓
    高いやりがい、高い評価が獲得できる
           ↓
  益々、世界中から優秀な技術者が集まってくる

 しかも、2~5倍程度の年収が保証されるといいますから、なかなか思いとどまるのは簡単ではないでしょう。

3.金銭以外のモチベーション

 私の友人に超一流の技術者がいます。彼はこう断言します。「出る杭が打たれる硬直した日本のシステムでは世界では勝てない」

 サムスンでは、「出る杭は伸ばす」のでしょうね。

 あるいは、私の私塾「櫻みち経営塾」に来ていただいているある大手企業の役員さんは「優秀な技術者ほど、管理職になった場合、自分の主張に固執し、部下の自由度を制約する傾向がある」とおっしゃっています。

 トップ技術者を既存のガチガチの管理下に置くのは百害あって一利なしでしょう。

 それと、先日のブログで申し上げたように、日本の中高年の褒め下手も致命的に働いている可能性があります。

 櫻みち経営塾では、来月から、この点について大きな成果が期待できる「行動分析学研究会」を立ち上げます。

 その成果については、また、このブログでもご紹介できると思います。


FC2ブログランキング

ブログランキングに参加しています。
是非上のバナーをひと押し、お願いします。



この記事のURL | 経営戦略 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<日経ビジネス企業事例の読み方 | メイン | サムスンと飯島教授>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://herbist.blog115.fc2.com/tb.php/514-8b47781b
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。