スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
大義、大局観を持つということ
- 2010/03/14(Sun) -
 私は、歴史上の人物で、勝海舟という人にある種の偉大さを感じます。

 勝海舟というひとは、この人を好きという人と嫌いという人が両極端なようで、性格的にもなかなか個性的な人だったようです。

 それはともかく、この勝海舟の大局観は、坂本龍馬に大きな影響を与えたと言われています。

 幕末、欧米列強諸国が、日本の内乱に乗じて植民地化をしようと虎視眈々と狙っている中、幕臣であるにもかかわらず、幕府への義を超えて、日本国への義を貫いた人です。

 迫り来る薩長を中心とした軍に対して、徹底抗戦を訴える多くの幕臣を尻目に、幕臣としてのつまらぬ面子ではなく、日本国全体の利益を優先し、山岡鉄舟とともに、江戸城無血開城という、日本史に残る偉業を成し遂げたことはあまりにも有名です。

 今週は、与謝野馨氏の文芸春秋への掲載記事が物議を醸しました。

 与謝野氏の文章に対する麻生太郎前首相の発言には驚かされました。
「対外的に言うのはいかがなものか。会社でも自分の上司の悪口を言うのは赤ちょうちんまでだ。」(執行部批判の論文を寄稿した与謝野馨氏を念頭に派閥総会のあいさつで)

 その常識と大局観の無さに、驚いたというより、あきれた人も多いのではないでしょうか?

 3つの点から述べましょう。

(1)覚悟を前提とした発言と無責任な発言
  与謝野氏は離党を前提として発言しておられます。もし離党を前提としない発言であるなら、無責任の誹りを受けてもやむを得ないでしょう。
  サラリーマンも、真剣に上層部批判をするときは、辞表を提出するぐらいの心構えでして堂々と行うべきでしょう。
  逆に、(覚悟なくても)赤ちょうちんまではOKなどと上に立つ人が冗談でも言うことではありません。

(2)自由な論議を封じ込めてはいけない
  そして、このように自由な発言を否定する言動は、透明性の高い自由な論議を封じ込めるという意味を持ち、民主主義からは最も遠い考え方と言わざるを得ません。

(3)政治の目的という根本的なところを忘れている
 麻生前首相の発言は、私には、「国益より党利を優先するべし」と聞こえてしまいます。
 党員である前に、日本の政治家である、もっと言えば日本人である、党利が国益を害すると考え発言した者を糾弾するなど、大局観のなさを自ら露呈していると思われてもやむを得ないでしょう。

 党利よりも国益を優先し、自由な論議をしようとした与謝野氏の発言を私は壮とします。

 組織が一旦出来上がると、組織の維持や組織の利益が、組織が本来的に持っていた目的より優先されることがよくあります。

 政治家や経営者だけでなく、組織人は誰しも、常に組織が存立している本来的な目的を意識する必要があります。

おもしろかった←投票お願いします
参考になった←投票お願いします



 

この記事のURL | その他 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<手塩にかけて育てた | メイン | 経営に役立つ会計、経営を邪魔する会計>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://herbist.blog115.fc2.com/tb.php/486-50e76744
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。