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人本主義企業
- 2009/10/13(Tue) -
 日本も世界もなかなか閉塞感が払拭できません。

 株主、というより投資家に極端に偏った資本主義が失敗した、では新しい経済において何を原理にするのか。

 そこには短期的な経済復興という視点だけでなく、中長期的な視点での健全な発展の視点がなければなりません。

 随分以前、1987年に伊丹敬之先生が書かれた「人本主義企業」という本を読み返してみました。

 1987年といえば、バブル崩壊前、もちろんその後の大企業を中心としたリストラという名の雇用調整、1997年の金融危機、そして今回の世界金融危機も一切想定には入っていません。

 しかし、そのような多くの経済的危機を経た今、この本の中に書かれていることが非常に新鮮に訴えかけてきます。

 企業は、資本、つまりお金と、人、つまり労働とが資源として投入されてその事業が成り立ちます。

 資本主義では、言うまでもなく資本の出し手に主権を与えようという考え方ですが、どうも戦後の日本は典型的な資本主義ではなく、まるで人に主権を与えているような経営を行ってきたように思われるというところから論理は展開していきます。

 人本主義と資本主義の違いはどこにあるのか?
 何故人本主義が日本において出現したのか?
 そして、それは何故成功して来たのか?
 それは、日本以外にも適用可能なのか?あるいは時代を超えて有効なのか?
 その欠点は何で、それはどう克服できるのか?
等について、詳細に論理が展開されています。

 日本的経営といった制度は人本主義という原理をベースにある特殊な環境下において成立したものにすぎず、大切なのはその原理そのものである、と主張しておられます。

 資本の出し手と経営者とが一体であり、かつその経営者による経営への貢献がずぬけて高いことが多い中小企業にはあてはまらないのではないかと思われる点もありますが、非常に多くの示唆に富んだ本であることは間違いありません。

 その後、伊丹先生は、2000年に「経営の未来を見誤るな」という本をお書きになっています。この本は今年日経ビジネス人文庫から「デジタル人本主義への道」と改題されて出版されています。

 こちらは、今日書店で購入してきました。もちろん未読です。

 こちらもしっかりと熟読した上で、このブログで一度レポートしてみたいと思います。

 中長期的視点にたって企業が取り組むべき課題は何かを考える際、大いにヒントになりそうです。


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