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裁判員制度
- 2008/08/11(Mon) -
 裁判員制度導入まで1年を切っています。

 この制度については、賛否色々言われています。

 問題点としては、裁判員が、担当した裁判について一生守秘義務を負い続けること、公判前整理手続き(公判前に全ての証拠を提示する)が弁護側に著しく不利な点、等が言われています。

 私は個人的に、「事実認定」において、全くの素人が合理的判断をできるのか、とっても不安に思っています。

 裁判員の皆が皆、因果関係を正しく捉え論理的思考を持って判断できるとは到底思えないからです。
 事実ではなく、感情で判断してしまう人が多いのではないのかと危惧するのです。

 あるいは、声の大きい人、威圧的な人の見解に流される危険性も大いにあります。

 それでも、現在の裁判より裁判員制度の方が良いとするなら、今の裁判官の事実認定能力がそこまで酷いということなのでしょうか?

 ただ、今日読んだ本「知る、考える裁判員制度」(岩波ブックレット)には、裁判員制度のより積極的側面が語られていました。

(1)取り調べの適正化
 取り調べの様子を録音・録画することで、裁判員の判断を助けるようなことが検討されています。
 これなどは、従来の密室の取り調べを考えると、民主化が進む分野と言えるでしょう。
 その意味で冤罪の温床が取り除かれる期待感はあります。

(2)公正な報道
 従来の報道は、警察や検察からの情報に偏っていましたが、それでは裁判員に予見を与えることになります。
 裁判員制度導入後は、報道機関は自主ルールによって、裁判員に予見を与えるような報道(逮捕されたら即有罪であるかのような報道)を慎む可能性があります。
 随分以前に、被疑者のことを呼び捨てにせず、「・・・容疑者」と呼ぶように改善(?)されていますが、報道の中身はさほど変わったようには思えません。

 (注)被疑者とは、捜査機関によって犯罪をおかしたことが疑われている者を呼ぶ
    法律用語。容疑者はほぼ同義であるが、法律用語ではない。


 昨今は被害者感情に配慮するあまり、被疑者に関する報道のあり方が悪化しているようにも思えます。
 その意味で、この効果は大いに期待できるかもしれません。

 ただ、それだけメディアの影響が大きいわけですから、逆に考えると、意図的に裁判員をコントロールすることも可能に思えます。

(3)社会参加意識が高まる
 裁判員に任命されたものが、その後社会参加意識が高まることが期待されているようです。
 この点については、その影響の度合いがわからないので、現時点ではノーアイデアですが・・・

 結局、トータルで見るとどうなんでしょうか?
 少なくとも私は、上記メリットの(1)と(2)は、裁判員制度がなくてもできることであるし、やらなければならないことだと思っていました。

 市民は、裁判の行方を監視する、でも判断は訓練されたプロが行う、そんな制度はできないのだろうか?・・・


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