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経済性が環境対応を推進します
- 2008/06/16(Mon) -
 今日の話は人によっては当たり前過ぎることかもしれません。

 今日、アメリカにおけるガソリン高が生活に与えるいうる影響についての新聞記事がありました。

 様々な取り組みが行われています。

 ・スクールバスの運行を減らす為に週休3日制に
 ・公共交通機関への切替
 ・パーク・アンド・ライド(自宅の最寄り駅に車を駐車して列車に乗り換える)
 ・左折回避の運行ルート(右側通行の米国では、左折は信号待ちや対向車待ちでロスが大きい)を自動計算するソフト導入

 最後の左折回避は初めて聞きましたが、公共交通機関利用、パーク・アンド・ライドなどは随分以前から言われていたことです。

 環境対応を環境の視点からだけ推進しようとしてもそれは進みません。

 いわば当たり前のことですが、皮肉なことにこれが原油高のお陰(?)でクローズアップされた格好です。

 今から3年前に、次のようなコラムを書いていました。ちょっと事例が古いですが、引用します。

 環境や社会的な対策というのはどうしても「社会的責任としてやらなければならないもの」とか「経営においてはあくまでコストにすぎない」とか「後ろ向きの対策であり企業戦略とは相容れないものだ」などという考えをする人が多いようです。
 しかし一方で、環境等について戦略的な取り組みを実施し、業績を向上させた企業も多く存在します。

例えば、
・スウェーデンのエレクトロラックス社は、オゾン層破壊物質であるCFC(特定フロン)からの切替時に将来のリスクを予想することによりHCFC(今日では地球温暖化物質として規制の対象)を選択せず、R134aを選択、大きな投資の無駄を回避した。
・スカンディックホテルでは、使い捨て石鹸・シャンプーを生分解石鹸・シャンプーに切替えたりクリーニングを必要最低限に抑えたり、節水機器の設置によりコストダウンが実現したり、さらにそれらを積極的にコミュニケーションすることにより顧客の支持を得たりした。
・リコーにおいては、省資源型の製品を開発することにより、内部コストの削減が実現したと同時に、顧客サイドにおいても故障率の低減や消費電力の低減により顧客満足度も向上した。
・トイレッタリー各社が行っている詰替容器は省資源であると同時に、企業にとってはコストダウンであり、消費者にとっては低価格化である。
・ファミリーマートなどでは、有機廃棄物を企業内でリサイクルすることにより、廃棄コストを削減した。
・らでぃっしゅぼーやの有機農作物の会員制宅配は、もちろん環境への大きな貢献(農業の持続可能性についてはいずれ別項を設けます)をすると同時に、健康志向と相まって成長している。
などをあげることができます。

 このような環境戦略は整理すると、以下の観点から企業業績に大きく貢献することがわかると同時に、これに不熱心な結果将来において大きなデメリットとなることが想像されます。

短期的なメリットとしては、
①消費者意識の変容に伴う企業のブランドイメージの向上
②環境対応によるコストダウン(省エネ、省資源、廃棄物処理コストの削減)
③従業員のモラールが高まる(正しいことをやる喜び)

中長期的なメリットとしては
④将来の変化を予見することにより、競争相手に対して先手を打つことができる
⑤将来環境の観点から規制されるであろうことを予測し、無駄な投資をしない
⑥将来におけるリスクを避ける(例えば、現在企業はまだ規制されていない時代にしてしまった土壌汚染の責任を遡って追及されつつあります。土壌浄化コスト数億円~数十億円は企業の経営を大きく圧迫することが予測されています。従って、将来のリスクを予測し事前に回避することにより大きな利益を得ることができます)

 このような発想をすることは既に当たり前になっている人もたくさんいますが、一方では環境の話しを聞くと「あー環境保護ね」とそ「そんなのは二の次でまず利益を上げることが大事ですよ」などと小馬鹿にした顔をする人もいます。そのような後者の人たちにとって、考え方を変えることは、いわば大きなパラダイムシフトでしょうから容易ではないかもしれません。しかし、考え方を変えようとしない企業はいずれ確実に大きな壁にぶちあたることになるでしょうから、やはり地道に説得を続けていく必要性を感じています。




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