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”成長”という価値観
- 2008/01/07(Mon) -
 国でも企業でも、成長とういことがある意味絶対的な価値としてとらえられることがあります。

 国においては、たとえ人口が減少傾向にあってもより高い豊かさを求めて成長が語られます。

 企業においては、以前私も戦略上の規模の大切さを述べましたように(→トップシェア)、多くの企業で成長が追求されています。

 ただ、成長というものが、常に絶対的な価値かどうかについては、以前から疑問を持っていました。

 国において、あくまで物質文明にこだわり成長をすることが真に国民の幸福になるのかどうかということは議論が必要でしょう。

 例えば、スウェーデンでは単に物質的な豊かさだけではなく、精神的豊かさを追求し、「環境享受権」などというものも存在します。

 環境問題が叫ばれている今日、物質文明からの脱却ということはひとつの重要な課題になります。

 企業においては、例えば、以前述べました規模追求の意味についても以下のように常に絶対的なものではないように思っています。

(1)規模の経済性
 規模の追求が単位当たりコストを引き下げることが可能な業種では確かに規模の経済性は非常に重要です。
 ただ、例えば、労働集約的な産業の場合、規模は必ずしも重要な競争要因にはなりません。

(2)経験曲線
 経験効果は確かに業種業態を超えて有効であるように思えます。ただ、知識集約型の産業の場合、よほど完成度の高いナレッジ・マネジメントが機能しない限り、規模の優位性は発揮できないでしょう。

(3)情報の蓄積
 ナンバーワン企業に情報が集まり易い、そのことは事実です。
 ただ、市場を細分化し、小規模であってもニッチな市場で特徴を出している企業は同様の恩恵を受けます。

(4)信用なブランド価値
 (3)同様にニッチ企業のニッチトップ商品総体としての信用やブランド価値はただ大きいだけの企業を凌ぐことがあります。

 こんなことを考えていましたが、今日、日経ベンチャーの2008年1月号の記事を読んで、「あ、やっぱりこういう企業もあるんだ」とうことを気づかされました。

 企業名は「再春館製薬所」です。

 前社長の夫が闇の世界とつながっていたという事実を潔く認めつつ、現社長はさわやかに次のように語っておられます。
「私は500億とか1000億の会社にしようとは思っていません。それより本当にお客様に満足いただけた売上だけを追い求めて企業は成り立つんだ、そういうモデルだってあるんだということを追求したいと思っています」

 この会社、前社長の時代には、電話セールスによるクレームが頻発した折、3ヶ月間電話セールスを停止して社員研修を実施したことがあるそうです。これによる売上減少額、なんと約10億円だったようです。

 規模を追求しないということは、決して楽なことではない、質のためにこれほどまでの勇気を必要とすることなんだと気づかされる記事でした。


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